メールの不具合 フォームメールの受信不具合(SPF認証)
2022年頃より、SPF認証によるウェブフォームのメール受信の不具合が報じられるようになってきました。その要因の1つに、ウェブメールサービス(例: gmail)が、セキュリティーレベルを上げたことがあります。弊社が利用しているCMSのフォームでも同様の問題が見られたため、以下に弊社CMSをご利用のお客様向けに、解決方法を記載いたします。
SPF認証とは
SPFは、Sender Policy Frameworkの略称です。簡単に言うと、メールが正しい送信元から来ているかをチェックする方法です。メール送信者のドメインが本物かを確認する技術、不正な送信を防ぎ、メールが信頼できるものかを受信者に保証します。上記のイラストで言うと、緑色の線の部分がSPF認証作業です。
フォームの送信元アドレス
WEBフォームの送信元アドレスは、自由に設定が出来ます。極端な例を言うと、自分が持っていないメールアドレスでも設定が出来てしまいます。
例えば、弊社のメールアドレス(example@s-contigo.com)を持っていない方でも、このアドレスを送信元アドレスとして設定をすることが可能です。
この自由に設定できる仕組みが、SPF認証によってはじかれるケースが増えてきています。
SPF認証エラーの例
以下は、SPF認証エラーの例です。送信元メールアドレスに、gmailなどの送信元IPアドレスのドメイン以外のメールアドレスを設定すると、SPF認証エラーが起きてしまいます。弊社に報告をいただいているフォームメールの受信不具合は、この原因に該当します。
- フォーム設置URL
- www.s-contigo.com/form
- ドメイン
- s-contigo.com
- 送信元メールアドレス
- sct@gmail.com
SPF認証の解決策
送信元メールアドレスを、フォームが設置してあるドメインと同じものを用いることで、SPF認証エラーを回避することができます。
- フォーム設置URL
- www.s-contigo.com/form
- ドメイン
- s-contigo.com
- 送信元メールアドレス
- web@s-contigo.com
例外:迷惑メールフォルダー
上記のSPF認証とは別の問題として、フォームメールが迷惑メールフォルダーに振り分けられてしまっているケースもございます。迷惑メールフォルダーをご確認の上、メールの設定も合わせてご確認ください。