ECサイト ECサイト 効率的運用/自動化 弊社の取り組み
15年超えの自社ECサイト運用経験を活かしたデータドリブンな運用
弊社は2008年より自社のECサイトの運用をしております。今までのECサイトの運用で得た経験(失敗、成功、クレーム対応、効率化、多店舗化など)を活かして、お客様にも弊社と同様の仕組みを提供しております。このページでは弊社が自社のECサイトを運用するうえで実践している効率化を中心とした取り組みやについてご説明いたします。データドリブンな運用。これが効率的運用のキーワードです!
多店舗化
2008年に楽天でECサイト(ボアスコンプラス楽天市場店)をオープンをしてから、少しづつECサイトの店舗を増やし、店舗が増えるにつれて増える労力を抑えながら、多店舗化の道を歩みました。
- 2008年 ボアスコンプラス楽天市場店
- 2011年 ボアスコンプラス本店(futureshop)
- 2014年 ボアスコンプラス チームオーダー専用サイト
- 2015年 ボアスコンプラスYAHOO店
- 2020年 アグリナ オンライン
商品コードの統一
多店舗化をする事前の準備として必要なことは、商品コードの統一です。商品コードの統一とは、販売している同一の商品を複数出店しているECサイトやモールで、同じ商品コードとなるように登録することです。
しかし、ネットショップやモールによっては商品コードを登録する際に自動採番されてしまうことがあります。そのため、統一する際には優先的に登録するネットショップやモールを決めておくなど、ルールの徹底が必要です。
- モールごとにある特殊ルールに全て合致するルール
- 上下セットの販売時に、単品の在庫が連動するルール
- 場当たりな商品コードやカラーコードを作らない
- ソフトによってはコードの桁数制限がある可能性があるのでエラーの可能性を排除する
- プログラムで品番、サイズ、カラーなどを判別しやすいコードにする
- 悪い例
- SCT2234BS(BlackもBlueもB)
- SCT2234PERALBLACK-DEEPNAVY-S(桁数)
- SCT2234W(サイズ表現なし)
- 良い例
- SCT2234-BLA-S(重複しないルール策定)
- SCT2234-015-S(桁数制限をクリア)
- SCT2234-WHI-F(サイズ展開が1つでも記載)
上記は一例です。連携が必要なプログラム、商品のバリエーションなどを考慮して、商品コードの統一を行いました。
商品登録プログラム
商品登録プログラムについて、動画で解説します。実際のプログラムが動く様子もご覧いただけます。
エクセルVBAというプログラムを使用して、各ECサイトに必要なデータを作成しています。多店舗化をすることを決めた時から、データドリブン(1つの大元のデータを活用して様々なデータを吐き出す)な運用を目指し、店舗運営をしてまいりました。そのプログラムについての解説動画です。
ECサイトへの商品登録は、手作業ではなく一括登録が可能なCSVデータというものを用いて一括登録を行っております。そのCSVデータは多数必要で、楽天のモールの場合は3つのCSVデータ、本店の場合は8個のCSVデータ、在庫連動用のプログラムで5個のCSVデータ、売上管理ソフト用に1つのデータなど、多岐に渡ります。それらを、一括の作業でまとめて行うようなプログラムを作り上げ、ヒューマンエラーが起きないような工夫をして、商品登録を誰でも登録できるような仕組みを作り上げました。
- プログラム未使用100時間
- >
- プログラム使用20時間
多店舗化在庫連動
多店舗間での在庫連動を自動で行っています。事前に説明をした、商品コードの統一、プログラムによる商品登録など、1つの商品マスターに基づく、データドリブンな取り組みを行うことで、多店舗化在庫連動が可能になります。
- 商品を入庫すると、EC全店舗の在庫も増加
- 5分以内で全店舗の在庫連携
- 実店舗・基幹システムと在庫連携
- 単品・セット商品も在庫連動
商品撮影
商品写真撮影は、基本的に社内で完結をするように撮影をしています。今まで取扱いメーカーのオフィシャルホームページの撮影や、カタログの撮影なども多く手がけてきました。様々な経験を活かして、極力自社内ですべての撮影を完結させることでスムーズな運用を心がけています。(入荷後のタイムリーに商品を販売するため、写真品質管理、イレギュラーな対応など)モデル着用写真のみではなく、トルソー撮影や、物撮りなど、様々なシーンに対応できるように撮影アイテムを用意しております。また、撮影後に必ず必要となる画像加工のことを踏まえた効率的な撮影を行っています。
- 置き撮り、人物撮り、着動画等に使用する撮影機材
- モデル撮影をメインとしたモノブロックストロボを使用した撮影の様子
画像加工/書き出しプログラム
画像加工/書き出しプログラムについて、動画で解説します。実際のプログラムが動く様子もご覧いただけます。
ここでも、データドリブンな運用を活用しています。画像加工ソフトはPhotoshopを使って行っていますが、複数あるECサイト用にそれぞれ異なったサイズの画像加工と書き出しが必要です。Photoshop専用のプログラムを作り、事前に作成をしたデータを基にして、複数存在する店舗の画像を一気にまとめて作成します。その後、弊社の担当者が微調整を行った後に、店舗ごとに異なるルールに沿った画像を書き出します。
- プログラム未使用50時間
- >
- プログラム使用3時間
着用イメージ動画
着用した動画を撮影し、時間をかけずに編集するやり方を試行錯誤してまいりました。最終的には、機材を入れることで解決しましたが、それまではスマホ撮影&スマホ編集をすることで着用動画を撮影していました。以下は弊社スタジオ内で撮影した着用イメージ動画様子です。背景を完全ホワイトに抑えることで(撮影機材使用)、商品がより際立ち、照明で影を付けることで生地感が伝わりやすいように撮影をしています。また、用途によって、スロー動画にすることで、商品に高級感を伝えるような編集を行っています。
注文データ集計プログラム
お客様から頂いた注文を、メーカー指定の形式で発注をする必要があります。複数のモールの注文を複数のメーカーの書式に合わせて発注をすることは非常に煩雑であり、慣れたスタッフのスキルが必要となります。そのため弊社では、基幹システムに注文を集約し、そこから受注データをCSVで吐き出し、メーカー指定の注文フォーマットに出力し、納期一覧表を作成したりする取り組みを行っています。
プログラムを用いることで、ヒューマンエラーが減り、発注ミス、発注漏れがなくなり、注文残の管理も圧倒的に楽になりました。弊社のECサイト運用スタイルでは、毎日の作業です。プログラムによる作業効率化で大きな効果をもたらしています。
- プログラム未使用3時間/毎日
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- プログラム使用1時間/毎日
動画マニュアル
お客様向け、また社内向けに動画マニュアルの制作に力を入れております。以下の動画は、ECサイトのグロナビメニューの更新とパーツの探し方について解説した社内向けの動画です。動画マニュアルにすることで、様々なメリットがあります。
- 担当者が見たいときにいつでも、繰り返し見ることが出来る
- 社内で双方のタイミングを
- そのまま引き継ぎすることができる
- 事業が拡大し、アシスタントが増えたときに動画マニュアルで簡単に教育が出来る
SEO対策
ECサイト公開後に、売り上げを上げるための施策が必要です。自社サイトの売り上げを上げるべく、検索エンジンでキーワード検索をしたときに、弊社のECサイトが上位を取るような施策を行っています。SEOコンサルティングサービスをお客様に提供しておりますので、そのノウハウを詰め込んだ自社施策と、自社の実験を行っています。